お盆のマナー

お盆の提灯は必要なの?どんな提灯を選ぶべき?

もうすぐお盆の季節ですね!

私の実家ではよくお盆の時期が来たら、お手伝いをしていた記憶があります。

特に仏壇のまわりで印象に残っているのは、盆提灯でした。

お盆の時には必ずありました。

しかし、絶対に必要なのでしょうか?

最近では、マンションやアパートにお住まいの方が多くなっています。

そこで、お盆を迎える時に「盆提灯はどうしよう?絶対に必要なのだろうか?」と悩むと思います。

今回は、盆提灯の由来や必要なのかをまとめてみました!

ぜひ、参考にしてみてください!

お盆の提灯の由来

お盆の提灯は、その家のご先祖や故人の霊が迷わず家に帰れるように、目印として玄関先や仏壇の前に飾り、明かりを灯します。

昔は、「迎え火」、「送り火」として、家の門の前で火を焚いていました。江戸時代になって、その火を提灯に移して、飾る習慣が生まれ、これが盆提灯の始まりとされています。

「迎え火」は関東では7/13、その他の地域では8/13の夕方から迎え火を灯します。

そして、「送り火」7/16、その他の地域では8/16の夕方に送り火を灯します。

現代の日本で、家の前で火を焚くのは難しいですよね。

その点、提灯だとすぐに飾り、灯すことができますよね。

提灯は必要なのか

盆提灯の由来にもあった通り、提灯は「迎え火」、「送り火」の役割を持っています。

風習ではありますが、年に一度お盆に帰省するご先祖や故人の霊にとっては、大事な道しるべだと感じました。

他のお盆に必要な道具等と同じように、最低限必要なものだと思います。

また、左右対に置くことにより、ご先祖や故人の霊の通り道にもなるそうです。

ますます、必要ですよね!

提灯は左右対になるように置くのが、正式なマナーだそうです。

しかし、マンションやアパートでは、スペースはなかなか取れませんよね。

そんな時は、必ずしも対にする必要はないです。片方だけというやり方もあります。

最近では、色々な提灯が出ているようです。

仏壇の前に置くだけかと思っていましたが、卓上に置ける小さな提灯もあるそうです。

一度探してみてはいかがでしょうか。

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提灯の種類と選び方

次に提灯の種類です。

提灯は大きく分けて、2種類あります。

上からつるすタイプの御所提灯(ごしょちょうちん)。御殿丸(ごてんまる)、住吉などがあります。

そして、下に置くタイプの回転行灯(かいてんあんどん)、大内行灯(おおうちあんどん)、新型行灯(しんがたあんどん)、霊前灯(れいぜんとう)があります。

また、御所提灯にも2種類あります。絵柄や家紋が入った提灯。無地の新盆(初盆)用の白提灯(しろちょうちん)があります。

白提灯は亡くなって初めて帰る故人の霊の目印になります。

盆提灯は故人のお供え物でも最高のものです。

初盆の方に白提灯を贈ったりすることもあります。

その場合は、相手のご家族のことも考え、少し早めに着くように送りましょう。

宗派によって、提灯の違いはありません。

故人のことを考えながら好きに選んでいいと思います。

対で2個を購入するのが正式ですが、今は必ずしも対である必要はありません。

住宅事情を考えて、選ぶといいと思います。

提灯の片付け方

続いて、送り火の後、お盆が終わった後の片付けについてです。
どのように片付けるんでしょうか。

初盆の時のみ飾る白提灯は、昔はお焚き上げをして処分をしていました。ほかに、菩提寺に持っていき処分してもらっていました。

しかし、今は焼いて処分となると難しくて、簡単にはできないですよね。

そこで最近では、違ったやり方が主流のようです。

白提灯の火袋などの一部だけに火をつけて、燃やしてすぐに火を消します。

火が完全に消えたのを確認して、そのあと白い和紙に包み、燃やせるごみとして出すやり方が一番多いです。

初盆以降の盆提灯は、これから何度も使います。

片付け方は、火袋をよくはたいて、部品をきれいに拭きます。そして、箱に入れて保管をします。

念のため、防虫剤を入れておくと、長くもつと思います。

まとめ!

1、 盆提灯はもともと、「迎え火」、「送り火」だった。
2、 盆提灯は、ご先祖や故人の霊のための目印になるから、お盆には必要なもの。
3、 提灯は2種類ある。御所提灯、白提灯など。大内行灯、霊前灯などがある。
4、 白提灯は燃やし、飾り提灯は丁寧に片付けて保存する。

調べてみると、知らない知識がいっぱいでした。

正直、白提灯の意味を知らなかったです。

しかし、盆提灯は昔の名残を残しつつ、形を変えながらも守っていく必要があると感じました。

盆提灯にお悩みの方、参考にしてみてください。

 

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