初節句のマナー

次男の初節句。二人目だし、男の子だし、お兄ちゃんと同じでいいかな?

次男の初節句。兜人形、こいのぼり、皆さんどうしていますか。

長男の時は、いろいろと準備したけれども、次男となると、「あるものでいいや」って思っていませんか?

そんな方にはこの記事を読んでもう一度考えてほしいです。

1. 五月人形とは

女の子の初節句にはひな人形を飾るように、男の子の初節句(端午の節句)に飾る兜飾りのことをいいます。

五月人形には「鎧兜が身を守る」という意味があり、子供が交通事故や病気にあわず健やかに育ってほしいという願いが込められています。

また兜飾りには本人にかかる災厄を身代わりに被ってくれるという意味もあります。

2. 初節句はその時しかありません

男の子が生まれて、初めて迎える5月が初節句になります。

初節句は人生で一回しかない特別なイベントです。生まれてきた子が健やかに成長していくように祈りながら、お祝いしましょう。

端午の節句は菖蒲の節句ともいわれ鎌倉時代、武家社会に時代とともに変化する中で、「尚武=武芸に尊ぶ」とかけられて、祝われるようになりました。

初節句は長男、次男関係なく、お祝いをすることが習わしとなっております。

生まれてきた子、一人一人に同じようにお祝いしてあげないといけません。

3. どのように祝うのか?

基本的には、内飾りと言われる兜人形と外飾りと言われるこいのぼりを飾ってお祝いをします。

兜人形の意味は先ほど説明しましたが、こいのぼりの意味は、古来中国にて鯉が滝を上り流になったとの言い伝えから、子供が立派に育つようにとの意味が込められています。

また、柏餅を食べお祝いをしますが、この柏餅にも意味があり、柏の葉は新しい目が出るまで古い葉が落ちないことから、家系が末永く続いていくことを意味しています。

男の子はその家の跡取りですので、「立派にそして家計を絶やさずに」との願いが込められています。

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4. 二人目はどうすればいいのか?

よく聞かれる質問で「次男の初節句は長男の人形の使いまわしでいいのか?」と聞かれますが、基本的にはだめです。

先にも説明しました通り、兜飾りには本人にかかる災厄の身代わりになってくれるという意味もありますので、基本的には一人一飾りです。           

しかし、金銭的な事情や人形を置くスペースの問題で近年では一人一つというのが厳しくなっている現状もあります。
                                          金銭的にもスペース的にも余裕があれば、災厄の身代わりになってくれますので、一つずつ用意してあげたほうがよいでしょう。
                                          しかし、どうしても事情があって難しい場合は、人形はお兄ちゃんの人形を使いまわして、お祝いだけするという事もしょうがないとは思います。

5. 子供の健やかな成長を願いましょう。

女の子なら桃の節句、男の子なら端午の節句、初節句は子供の健やかな成長をお祝いする事です。

中でも端午の節句は平安時代から続く日本の伝統的な行事です。

それに伴って人形やお祝いの仕方には色々な意味が込められています。

親なら誰しもが生まれてきた子の健やかな健康を祈るものです。

なぜ人形を飾るのか?

なぜお祝いをするのか?

という事を考えたときに込められた意味を知れば、面倒だから、もったいないからといった理由で使いまわしたり、簡素に済ませたりと言ったことにはならないはずです。

形ではなく「お祝いする気持ちが大切だ」とどこか自分に言い訳していませんか。

自分の子供ですのでお祝いする気持ちがあるのは当たり前です。そのうえで、生まれてきた子供に対して、何をしてあげられるか、考えてみてください。

どうしても無理であればそれはそれで仕方ありません。ですが、頑張ればちゃんと一式揃えて、お祝いもしてあげられるのに、それをしないのはよくありません。

自分が親からしてもらった以上のことを、かわいい子供にはしてあげるべきだと思います。

まとめ

1. 子供の健やかな成長を願う人形です。
2. 人生で一度の初節句。
3. お祝いには色々な意味が込められています。
4. 二人目の場合も基本は一人一つ!
5. 子供の健やかな成長をみんなで願いましょう!

次男となると、経済的な事情からもおさがりでいいやと思われるかもしれませんが、初節句は意味があって行うことです。

長男、次男は関係ありません。生まれてきた我が子に、胸を張って「おめでとう」と言えるようにしましょう。

あなたが頑張ってしたことは必ず子供の健やかな成長につながります。

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