法事のマナー

人には聞きにくい三回忌の香典マナー!いくら包むのがベスト?

一周忌の法要を終えたと思っていたら、一息つく間もなくやって来る三回忌の法要。

それまでとはいろいろと異なる所が多いため、どうしたらよいのか戸惑う場面も多いはず。

私も何度か経験しましたが、その度にあたふたしました。

自分なりに調べてはみるのですが、本当にそれで正しいのか不安になったりします。

確かめたくても、ちょっと人には聞きにくいですよね。

そこで「知っておきたいけれど、人には聞きづらい」、三回忌の作法、その中でも絶対に間違いたくない、「香典はいくら包めばいいか?」ということについてご紹介します!

人によって異なる!お香典の基本的な相場は?

香典には一応基本的な相場というものがありますが、生前の故人とどのような関係であったかによってその金額は異なってきます。

しかも、三回忌は比較的大きな区切りでもあるので、親しくしていた人もそうでない人も集まりやすく、自分はその中でどのくらいだろうか、ということを考えることが大切です。

基本的な香典の相場は、

 ・故人と親戚など、血縁関係があるとき…1~3万円

 ・友人、知人であるとき…5千円~1万円

くらいが一般的ですが、法要の後に会食を催すときは、その費用として5千円~1万円を上乗せして包むと良いでしょう。

あまりに多くの金額を包んでしまうと、施主に気を遣わせてしまうので注意が必要です。

そのほかにも、夫婦で一つの香典袋に香典を包むときは、袋に記す名前の書き方にも注意が必要です。

次に、二人で一緒に香典を包むときの作法についてご紹介します。

名前の書き方は?いろいろと疑問な「連名」の作法

夫婦などの場合、どちらかの親戚などが故人になったときは、香典を一つの袋で包むことが多いですよね。

そのときに気を付けなくてはいけないことは、「袋の表に書く名前」をどうするかということです。

私も何度か連名の香典袋を目にしたことがありますが、フルネームが二つ並んでいるもの、妻の方は名前のみのもの、どちらの袋も結構な数あり、どちらが正しいのか分かりませんでした。

ですが、基本的には夫婦で参列する場合、袋の中には二名分の香典を入れて、

中央に夫の名前をフルネーム

左側に妻の名前のみ

を記します。

また、夫婦以外の連名で香典を包む場合は、袋の真ん中部分に二人の名前をフルネームで記します。

2人分の香典を包むのが礼儀として正しいものです。

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見極めが難しい「友人」の香典の金額について

友人、または知人であるときの相場は5千円~1万円であることをご紹介しました。

もし、自分が故人にとってとても親交のあった、近しい友人であるときには、包む香典の金額が少し変わってきます。

具体的な相場は1万円~3万円になるのですが、あくまでも故人を偲ぶ場のため、無理をして高い金額を包む必要はありません。

自分が包むことができる金額の香典を供養のために包むことが大切です。

遠い親戚にあたる場合の香典の包み方

「実際に会ったこともなく、名前すらもあまりよく知らないけれど、親戚らしい」

という故人の法要ってありますよね。

私も、周りの人から、「最後に会ったときはまだ赤ちゃんだったから覚えていないよね」と言われる親戚の法要に何度か参列したことがあります。

ここではそんなときの香典の包み方についてご紹介します。

最も一般的なのは、「同じ立場の人たちと連名で包むこと」です。

たとえば「孫一同」など、数人で出し合って一つの袋で包むことが、比較的分かりやすいと思います。

その場合の基本的な相場は5千円~1万円ほどです。

中には連名で包むほかに、別に個別で香典を包む人もいたりするので、故人に対してどれほど思い入れがあったかということがやはり大きな判断基準になります。

「故人を偲ぶ」ということがやはり第一の目的のため、香典の包み方については自分でしっかりと考えるとよいと思います。

まとめ

基本的な相場
・故人と親戚など、血縁関係があるとき…1~3万円

・友人、知人であるとき…5千円~1万円

・法要の後に会食が催される場合は、包んだ金額に5千円~1万円を上乗せする

・夫婦で参列する場合、袋の中には二名分の香典を入れて、
 ・中央に夫の名前をフルネーム
 ・左側に妻の名前のみを記す

・夫婦以外の連名で香典を包む場合は、袋の真ん中部分に二人の名前をフルネームで記す

・近しい友人であるときの相場は1万円~3万円、ただし無理をする必要はない

・遠い親戚の法要に参列するときは、「同じ立場の人たちと連名で包む」のもよい

これでもう堂々と香典袋を出すことができますね!

ここでご紹介した金額の相場も一般的なものに過ぎないため、あくまでも参考程度にご覧いただき、故人の方に心を尽くした法要にすることが大切です。

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