お悔やみのマナー

急な訃報!お悔やみの言葉をメールで伝えるのって非常識なのかな?

急な訃報で仕事や予定もずらせない。

「あ~どうしよう。」と困ったことありませんか?

本来ならお通夜や葬儀に出向いて、お悔み申し上げるのが普通ですが、「どうしてもいけない!」「とりあえず、メールやLINEでお悔やみの言葉だけでも送るのって、非常識なの?」

社会人でも意外と知らない葬祭マナー、知らないと恥ずかしいですし、周りの人には聞きづらい。

そんなあなたにお伝えしたい。知っておくと安心なマナーや注意事項を紹介します。

1. そもそも、お悔みとは

葬儀の際に「お悔やみ申し上げます」とよく言っていると思いますが、この「お悔やみ」とはいったいどういう意味なのか、知っていますか?

「お悔やみ」とは「人の死を悲しむこと」「弔うこと」「残されてしまった人への慰めの言葉」といった意味が込められている言葉です。

ですから「お悔やみ申し上げます」とは「故人の死を悲しみ、弔わせて頂きます」といった言葉です。

2. どんな言葉をかけてあげたらいいの?

人が亡くなられたときに、残された方々にどのような言葉を掛けたらいいのかわからなくなる時があります。

よくある言葉では「ご冥福をお祈り申し上げます」「ご愁傷さまでした」という言葉を聞くことが多いかと思いますが、どんな意味か知っていますか。

「ご冥福をお祈り申し上げます」は故人に対しての言葉で、「死後での幸せをお祈りいたします」という意味です。

また「ご愁傷様でした」は残された人に対し「同情や慰め」の意味を込めた言葉です。

他にも「心中お察しします」や「お力落とされませんように」などありますが、どんな言葉でも間違えはありません。

それぞれいろいろな意味を持った言葉ですので、込められた意味を理解したうえであなたの一番伝えたい思いを込めるにふさわしい言葉を選びましょう。

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3. メールやLINEでもいいの?

お悔みの言葉を相手に伝えるのには、実際に会って伝えるのが一番でしょうが、急な不幸や距離が離れていると実際に伺うことが難しいと思います。

そんな時はメールやLINE等でも構わないと思いますが、注意が必要です。

メールやLINEでの連絡が主流となってきている社会ですが、弔事を述べる際のメールやLINEは非常識だと思う方も多くいます。

あくまでも直接会って伝えることが正式であり、メールやLINEは略式であるということを念頭に置いてください。

そのうえで、メールで訃報を受けた場合で、かつ送り主が友人など親しい関係、もしくは送り主が取引先担当、会社の上司、同僚等仕事関連の関係であれば、問題はありません。

4. NGワード

では実際にメールやLINEで送る際にマナー等はあるのか?気になりますよね。

使っては池に言葉、注意する点等を紹介します。

① 「忌み言葉」は絶対に使ってはいけません。

忌み言葉とは「重ね重ね」「またまた」「再三」など、不幸が繰り返されることを連想させる言葉です。

不幸の渦中にいる相手に忌み言葉を使うことは、相手に「もっと不幸になれ」と言っているのと同じことですので、絶対に使わないようにしましょう。

また、「死」「苦しみ」「4」「9」など不幸を連想させる言葉の使用も控えてください。

② 丁寧な言葉遣いを意識しましょう。

普段の連絡とは違い、弔意を示すメッセージです。

極端に堅い文章でなくてもよいですが、故人への弔いの気持ちを込めて、普段とは違う例寧な言葉で書くように気を付けましょう。

5. 故人を偲ぶために

今はコミュニケーションツールであるメール、LINEが普及し、実際に会わなくても思いついたときに相手に連絡を取ることができます。

しかし弔事を述べるうえでは、多くの方がメールやLINEに違和感を覚えているということは分かったほうが良いかと思います。

ただ、メールやLINEにもメリットはあります。

葬儀の時は忙しいものです。

残された遺族は葬儀の準備に追われ、弔問客の対応をしなければなりません。

そんな時にメールやLINEであれば送り先の相手が時間のある時に見ることができますし、忙しい相手を気遣うことにもなります。

故人を偲ぶ思い、残された方を気遣う思い、「お悔やみ申し上げます」の言葉には、いろいろな意味が込められています。

それを伝えるためにメールやLINEを使うことは、私はいけない事とは思いません。

思いを伝えるうえで大切なのは、相手にしっかりと伝える事です。

その手段はたくさんありますので、あなた自身がどうしたいのか、相手は同状況なのか、状況に応じて選ぶことが大切です。

まとめ

1.「お悔やみ申し上げます」には色々な意味が込められています。
2.言葉には意味があります。あなたがどんな気持ちを伝えたいのかよく考えましょう。
3.メールやLINEでも構いませんが、送る相手、状況をよく考えましょう。
4.送るときには最低限のマナーを守りましょう
5.故人を偲ぶ気持ち、残された方を気遣う思い、しっかりと伝えましょう。

生きていく中で、不幸な場面に遭遇することは必ずあります。

一番は葬儀へ伺い弔事を述べることができればいいのですが、距離があったり、急な出来後であったりするとできないこともあります。

そんな時はメールやLINEといった便利なツールを使うことも、ありだと思います。

ただ、メールやLINEを使う際にはマナーや相手を思いやる気持ちを忘れないでください。

相手が悲しい時、辛い時だからこそ、言葉をかけてあげたいと思うものです。相手にあなたの気持ちが届くといいですね。

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