初節句のマナー

初節句のお祝いに両親は呼ぶ?覚えておきたい節句のアレコレ!

我が子が生まれて初めての節句。

いざ迎えるとなると、意外に分からないことが多いですよね。

節句のお祝いに、双方の両親を呼ぶべき?

節句の人形は誰が用意するの?

節句の代表的な食べ物はなに?

自分の子どもの節句の時に気になった、この3つについてご紹介します。

双方の両親を呼ぶべき?

節句とは、季節の変わり目に邪気を払い、豊作や無病息災、子孫繁栄を祝います。

その中でも初節句は、我が子の成長を祝い、今後ますます健やかに育つ事を願う行事です。

昔は、赤ちゃんからみて両家の祖父母、曽祖父母(ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん)、おじさん、おばさん、いとこ、父母の友人など、たくさんの人を招待して、お祝い膳を囲んで祝うのが多かったようです。

基本的には、赤ちゃん、両親、両家の両親(赤ちゃんからみたおじいちゃん、おばあちゃん)でお祝いするのが一般的なケースです。

しかし、必ずしも招待しなくてはならないという決まりはないそう。

私も自分の初節句の写真を見ると、両家のおじいちゃんおばあちゃんや、ひいおばあちゃん、遠い親戚のおじさん達が写っています。

両親がたくさんの方を招待して祝ってくれていたのだなぁと感じました。

でも自分の子どもの初節句は、私の実家が遠方で、わざわざ来てもらうのが申し訳なかったので、近くに住んでいる夫の両親だけ招待しました。

もちろん私の両親には、その事をしっかり伝えてそれでよいか了承を得ました。

様々な家族のケースがあるので、夫婦でしっかりと話し合って決める事が大切ですね!

初節句の人形は誰が用意するの?

これも頭を悩ます大きな問題ですよね。昔からの慣習としては、雛人形も五月人形も母方の実家が用意していたようです。

昔は、雛人形は嫁入り道具として持たせたそう。

五月人形は、嫁いでしまってなかなか会えない娘と孫の顔を見るために母方の実家が節句のお祝いを口実に、五月人形を用意して会いに行ったそうです。

また関東と関西でも違いがある様です。

関東の場合…雛人形は母方の実家。五月人形は父方の実家。

関西の場合…雛人形、五月人形ともに母方の実家。

関東で五月人形を父方の実家が、後継が出来た喜びを表すために用意します。

しかし、このしきたりも絶対という訳ではありません。

最近ではどちらにも角が立たない様に赤ちゃんの親が用意したり、両家で折半したりすることもあります。

大切なのは赤ちゃんの成長を祝うことです。

私たち親が両家の橋渡しとして、スムーズにお祝いしたいですね。

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節句での代表的な食べ物はなに?

代表的な食べ物と、意外と知らない食べられる理由を調べてみました!

桃の節句(3月3日)

・ちらし寿司…えび(長寿を願う)レンコン(見通しが聞くように)豆(まめに働く)などの縁起を担いで食べられる。

・ひしもち…ピンク(魔除け)、白(清らかで汚れがない清浄)、緑(健康)の三色のひし形のお餅。

・ひなあられ…四季を表す4色のあられ。

・はまぐりのお吸い物…はまぐりのなどの二枚貝は、対になっているものとしかピッタリと合わさらない為、運命の人と出会い、一生添い遂げて欲しいという願掛け。

端午の節句(5月5日)

・柏餅…柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないので、子孫繁栄を願って食べられる。

・ちまき…中国の政治家、屈原(くつげん)が策略により失脚させられ、失望して川に身を投げて死んでしまったのが5月5日です。

人々が供養の為にちまきを川に投げ入れたのが始まりとされ、端午の節句の行事と共に中国から伝わった。

その他にも出世魚のブリや、カツオ(勝つ男)なども食べられる様です。

食べられる理由を知っておくと、用意するのも楽しくなりますね!

まとめ

① 赤ちゃん、両親、両家の祖父母でお祝いするのが一般的。しかし絶対招待しないといけない!という訳ではない。
② 雛人形、五月人形共に母方の実家が用意するのが昔の習わし。しかし地域によって違いがある。最近は両親が用意したり、両家の親で折半するというケースもある。
③ 桃の節句は、ちらし寿司、ひしもち、はまぐりのお吸い物、ひなあられ。

端午の節句は柏餅、ちまき、出世魚のブリやカツオなども縁起担ぎとして食べられる。

慣例や伝統を守るのも大切なことですが、その事にあまりとらわれずに、ここまで大きくなってくれたことに感謝し、そしてこれからも健やかに育ってね!

と言う気持ちが大切ですよね。

赤ちゃんや家族と楽しい時間を過ごしましょう!

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