お祝いのマナー

仏滅に七五三のお参りってどうなの?! 縁起をかつぐ意味ってあるの?

日本人にとり七五三と言えば、子供の晴れの日!

可愛いわが子の成長を祝う大切な日だからこそ「縁起の良い日」にお参りしたい!

そんな親御さんも多いハズ!

伝統にむとんちゃくな私の親でさえ、七五三参りには連れて行ってくれたものです。

いつの時代も子の幸せを願うのが親心!

だからこそ「仏滅」を避けて七五三参りしようとするお父さん、お母さんが多いようですネ。

そんな中「都合のつく日が『仏滅』だけどどうしよう…?」なんてお困りのお父さん、お母さんの話を見聞きすることも…!

そこでズバリ!「仏滅に七五三参りってどうなの?!」…について考えてみようと思います。

仏滅を避ければ、どんなメリット・デメリットがあるかも考えてみましょう!

七五三が始まった時、仏滅を気にする人はいなかった!?

じつは、今から430年近く昔、将軍・徳川綱吉の長男である徳川徳松という人の健康を祈る行事がありました。七五三はこれが由来とされています。

当時の日本には「仏滅」や「大安」を含む「六曜(ろくよう)」を気にして縁起をかつぐ風習はありませんでした。

六曜は大昔に中国から伝わり、後で日本風に作り直されたもので「仏滅」という言葉さえ元々の六曜にはありませんでした。

今知られる六曜が日本の暦に取り入れられたのは七五三の始まりよりずっと後の幕末だったのです!

ちなみに六曜は七五三の行なわれる神社(神道)とも関係がなく、仏教とさえ関係がないんです。

そう、七五三は仏滅や大安と全く関係がないお祝いなんですね。

「七五三参りは仏滅を避けるべき」という人々が現れたのもごく最近の明治期になってからだったんです! 

人間とは面白いもの。

私も単に「なんとなくイメージがイヤ」というだけで4や9を避ける奇妙なヤツだったりします(苦笑)

七五三で仏滅を避けてしまうのも、似たようなものかもしれませんネ!

七五三で仏滅を避けるメリット

では、七五三参りで仏滅を避けたり、大安を選んだりするメリットは全くないのでしょうか?

一般に、縁起を気にする人の割合は年配の人ほど高いと言われたりしますね。

そして今、幼い七五三世代の親である若い大人たちは、縁起を特に気にするシニア世代の影響を受けていることが多いでしょう。

どちらにしても、子供たちのためのせっかくのお祝いです!

子供を見守る、おじいちゃん・おばあちゃんや親がそろって気持ちよく祝える日を選ぶのは良いことでしょう。

私がわけもなく4や9を避けるのだって「なんとなく安心できる」というメリットがあるわけでして…(笑)

七五三の縁起かつぎも「なんとなく気分が良い」と皆が思えるだけで立派なメリットと言えるかもしれませんね!

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七五三で仏滅を避けるデメリット

一方、仏滅を避けるデメリットもあるようです!

子育て世代の親はたいていいつも忙しいもの!

そんな中でわざわざ縁起をかついで日を選んでいると、ただでさえ少ない「都合のつく日」がますます限られてしまいます。

当然「晴れの日」にふさわしいお天気の日も選びづらくなります。

当日はお天気の境内でわが子の晴れ着姿を撮ったりしたいもの!

そんなワクワク計画も縁起をかついだばっかりに悪天候で計画だおれに…

なんてションボリですよね(涙)

私も大学の入学式の日が強い雨でした。

着ていたオシャレ着がずぶ濡れになり、心の中まで雨ふりになってしまったモノです…。

あれが七五三参りなら…。お参りした一家の心はもっと大雨になりかねませんね!?

さらに、七五三シーズンの「大安」、七五三参りの親子づれで神社は混み合います

逆に「仏滅」は、すいているのでゆっくりとお参りし易いです!

私は家族と神社によく行きます。

人が少なく静かな境内は清く澄んだ空気に満ちているもの。

そんなお宮では神さまが一家を優しく見守ってくれているようにも感じられるものです。

そういう日の七五三はきっとステキで思い出深い「晴れの日」になるでしょう。

メリット・デメリットをふまえて日取りを決めよう

ほとんどの物ごとにはプラスとマイナスの両面があるもの!

例えば、私も食べる事が大好きですが、どんな食べ物も「栄養」と「毒」という二つの顔を持つのをご存知でしょうか?!

縁起かつぎも同じでプラスマイナスの両面があります!七五三の由来や意味を知った上で、家族・親族にとってベターな日を選びたいものですね!

まとめ

 ・七五三で仏滅・大安を気にすべき根拠は全くなし!

・仏滅を避ければ親族そろって気分良く祝えるメリットもある。

・縁起かつぎをやめれば条件のより良い日にゆっくりお参りできる。

・プラスマイナス両面を知った上で日取りを決めよう!

以上が七五三と仏滅について私が行きついた答えです。

これでもう必要以上に仏滅や大安にとらわれ過ぎず、家族にとってベストな日取りを選べますね!

ちなみに縁起かつぎのモトになった六曜は神さま・仏さまと無関係で昔の中国の占いと関係するものだそうです。

知識は人生を豊かにするもの!チャンスがあれば色々な縁起かつぎの由来なんかも調べてみるとオモシロイかもしれませんね!

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