お礼のマナー

退職する時に挨拶やお礼をしたい タイミング、贈り物、手紙はどうする?

退職といえば最近では、定年退職だけでなく若い人の途中退職なども多いと言われます。

昔に比べると、より気軽に転職できるようになったことや、家庭の事情など、退職の背景もさまざまのようですね。

私は大学を卒業して某企業に就職、結婚して数か月後に「寿退職」的に職場を去りました。

「立つ鳥あとを濁さず」とも言われるし、去り際は自分なりにきちんとしたかったもの。

後になって「周りへの挨拶やお礼はあれで十分だったのかな?」とチョット気になることもありました!

そこで、退職する時の挨拶・お礼をする時に役立ちそうな情報を調べてみたのでご紹介します!

挨拶したりお礼の品を渡したりするタイミングは?

私は最後の日まで普通に出勤し、仕事場を去る日に挨拶回りしました。

同じ部の正社員、パートタイムの人全員に「今日で退職します。お世話になりありがとうございました。」と頭を下げ回ったものです。

一方、ベテラン社員や定年退職する人になると約一カ月におよぶ有給休暇を退職直前にまとめて消化したりします。

それで「休暇中、手続きで職場に顔を出す日にお礼の品を配る」という案が頭をよぎる人もいるようです。

でも「贈り物配りと挨拶回りを別々の日に分けてするのってアリ?」と迷いがちみたいですね。

お礼の品をもらえば「最後の挨拶」と感じる人が多いはず。

「もうお終いみたいな態度では?」なんて思われないとも限りません。

ですから贈り物配りも挨拶回りと同じ最終日にするのが私のオススメです。

慌ただしい時は品物だけ庶務の人に託して後で配ってもらうことも出来ますね。

お礼の品や菓子折りなどは配るべき?

私も職場の先輩たちを見習い、退職の「挨拶回り」はきっちりしました。

が、お礼の品を周りに配って退職する人は見たことがありませんでした。

あっても「特にお世話になった人」だけにプレゼントを渡す人ならたまにいたかな…という程度です。

でもこれは職場や地域によるようです。

私が知る職場(会社)は社員数も多くけっこう「都会」にありました。

同じ大企業でも、人づきあいがより大切にされる地方の職場にいた親戚は退職日の様子もまったく違いました。

最後の日、その親戚はお礼がつまった大きな紙袋を大量にマイカーに積み出社したのです。

「冠婚葬祭じゃあるまいしここまでするの…?」と私は正直ビックリしたものです。

旅行のお土産のように、分けて食べてもらう菓子折りを持って行くとかなら十分ついて行けたのですが…。

退職する人からの贈り物の有無、その豪華さなどは職場や地域で差が大きいんですね。

ですからこれは周りに合わせるのが無難そうですね!

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手紙やメールでのお礼はどうする?

最終日に全員に会って挨拶できるとは限りませんね。

私も全員に挨拶したつもりでも、お休みの人、出張中の人に「挨拶もれ」をしていたかも?

と気になります。

なので、メールでも挨拶を送っておけば万全かもしれません。

最近は退職する時に社内メールでたくさんの人に挨拶をする人も多いようです。

一人一人にお礼の品を配る場合なら、品物に簡単な感謝の手紙を添えることもできるかもしれませんね。

一方、分けて食べてもらう菓子折りなどに手紙を添えるのはどうでしょう?

その場合は、添えた手紙があまり読まれない可能性が高そうなので直接の挨拶かメールが良いかもしれませんね。

文面はどうしたら良い?

私の職場では自己流の挨拶メールを周りに送る人もいました。

が、退職の挨拶の文面は大体の形が決まっているようです。

退職の理由により言葉が多少は変わってきますが基本は下の流れになります。

(1) 時候の挨拶 
「拝啓」(定年退職なら「謹啓」)から始まり「〇〇の候 皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます」など。

(2) 退職の報告

(3) お世話になったお礼

(4) これからの抱負

(5) これからの交誼(こうぎ)のお願い

(6) むすび (最後は「敬具」、定年退職なら「敬白」や「謹白」)

定年退職なら今後の抱負を前向きに書くと明るい印象になるので良いでしょう。

また、職場での想い出を書く所などは、感傷的でなくアッサリした文が良いようです。

郵便局でも退職の挨拶状を選べます。

きちんとしたものを自作したい人は文例を勉強しておくと良いかもしれませんね。

まとめ

・退職の挨拶回りもお礼の品を渡すのも最後の出勤日が良い

・お礼の品の有無や豪華さは職場や地域に合わせるのが無難

・メールや手紙も使うと「挨拶もれ」を防げる

・挨拶の文面は退職理由により多少違うので文例を調べておこう

以上が退職する時の挨拶やお礼について私が調べてみたことです。

これで職場や地域にも合わせた退職の挨拶ができますね!

ところで公務員関係や一部の民間企業では利害関係が無くても贈り物NGのところがあります。

挨拶とちがい、お礼の品はどこでも必須というわけではないので、これもケースバイケースで判断したいですね!

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